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京焼はその高い品質を安定的に生産するために手作業による分業体制がとられ轆轤師、下絵付師、上絵付師と主にこの三者によって生産されています。 現代の京焼において茶席や小売店、百貨店、展示会などで公表されるその銘は、轆轤成形を施す窯元の雅号を刻印するとともにその作者として紹介されています。 その場合上絵付師の銘は習慣的に紹介されることはなく一般の消費者、観覧者には上記のような京焼の分業体制も上絵付窯の存在もほとんど知られる事がありませんでした。
蔭山良斎氏は現代の京焼の上絵付師の牽引者として長く尽力され、00年には勲七等を授章の名誉を得られました。現在80歳にして今なお精力的な創作活動は衰えることはありません。2006年より誰よりも先駆け源氏物語千年紀の記念作品の制作にかかり、源氏物語五十四帖の抹茶碗の大作を手がけられました。そして、上絵付師、蔭山良斎氏の集大成とも言える作品となりました。


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